心療内科のご案内
私たちの心と体は、常に相互に影響しあっています。そのため強いストレスや慢性的なストレスを受け、心がそれに上手く対処できないと、身体的な異常が認められないにも関わらず、頭痛や腹痛、下痢、吐き気、動悸やめまい、血圧の上昇など体の症状がみられる場合があります。気分が落ち込んだり、食欲がなくなったり、眠れないといった症状も現れます。
当院の心療内科では、上記のように心の問題が体の症状として出る「心身症」と呼ばれるものから、気分の落ち込みなどの気分症状、さらに発達障害などの診療を行います。治療に際しては、薬物療法とともに、CBT(認知行動療法)、EMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)、HT(血液に占める赤血球の割合)なども行います。
初めて心療内科を受診される方は、必ず事前にお電話ください。予約診療になります。
次のような「精神症状」や「生活上の困難さの」ある方は、心療内科をご受診ください。
精神症状…心の病気
- 不眠症状……寝付けない、眠りが浅い、夜中に何度も目を覚ます、朝早く目覚めてしまう。
- 意欲の低下……何もする気になれず、起床や着替え、入浴などもおっくうになり、家事や仕事などに支障をきたすようになる。
- 抑うつ症状……憂鬱で悲観的になったり、些細なことで気分が落ち込んだり。表情も乏しくなって周囲への関心もなくなる。
- 不安症状……将来に対する不安や恐怖が過剰になり、行動や社会生活に影響が出てくる。
- 強迫症状……ある考えや行為が不合理で無意味なものと分かっていても、それに支配されてしまう。(強迫観念、強迫行為)
生活上の困難さ…発達障害
- 空気が読めず、人の気持ちを読み取るのが苦手
- ひとり遊びが多い
- こだわりが強い
- 感覚刺激に過敏、反対に鈍感
- 忘れ物やミスが多い
- 片付けや掃除が苦手
- ぼんやりしていることが多い
- 思いついたことを衝動的に行動する
- 「読み」「書き」「計算」のどれかが苦手
- 「拒食・過食」「妄想」「幻覚」「せん妄」「離人感」のある方は、ご相談の上、精神科 など適切な治療機関をご紹介いたします。
当院で行う心理テスト
- 自記式テスト
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- BDI(うつ病)
- STAI(不安)
- LSAS-J(社交不安)
- AQ(自閉症スペクトラム)
- ASRS(ADHD)
- エゴグラム(生き方のくせ)
- SRQ-D(児童のうつ)
- IES-R(トラウマ)
- DES-Ⅱ(解離)
- 認知症機能検査
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- HDS-R
- 発達心理検査(WAIS-4、WISK-5)は、愛知医科大学・心理検査科に依頼して行います。