小児科のご案内
当院の小児科は、赤ちゃん(新生児や乳幼児)から15歳くらいまでのお子さまの診療を行います。お子さまは、生後間もなくは母体から多くの免疫を引き継いでいて、様々な病気から守られていますが、成長するにしたがって、それらの免疫が減弱してくるため、小児特有の病気や症状が現れるようになります。
またお子さまの健康に関しては、成長や発達という視点も重要になります。当院では、それぞれのお子さまの年齢や成長段階もみながら、心身両面にわたる総合的な診療を行っていきます。
なお、当院では抗菌薬の適正利用に努めており、診察の結果、抗菌薬の投与が必要ないと判断いたしましたら、その旨を保護者の方に丁寧にご説明し、併せて治療方針も丁寧にお伝えさせていただきます。これは薬剤耐性菌対策の一環ともなっておりますので、ご了承のほど、よろしくお願い申し上げます。
ご受診にあたって
お子さまは、まだ自分の症状について上手く言葉で伝えることができません。保護者の方は、 お子さまのご様子につきまして、以下のような内容に関してより正確な情報をお伝えいただけますと、診察がスムーズになります。わかる範囲で結構ですので、あらかじめメモに記入しておくなどして、ご協力いただければ幸いです。
- 現在の症状や様子
- その症状がいつ現れ始めたか
- おしっこやうんちの状態(可能ならスマホ等で撮影してお持ちになると、診断の助けとなります)
- 食欲はどの程度あるか
- これまでの薬に対するアレルギー反応の有無、またはあると言われたことがあるか
- 現在治療中の病気があるか、あればその病名
- 現在、服用させている薬があるか(お薬手帳があればお持ちください)
- 継続して通院している医療機関があるか
- これまでに経験した大きな病気や手術、入院の有無について、あればお教えください
乳幼児健診
当院では、春日井市より発行される「乳幼児健康診査受診券(2回分)」による個別健診を行っています。(1回目:6カ月~7カ月、2回目:9カ月~10カ月)
小児の予防接種
生後数カ月ほどで、赤ちゃんがお母さんから受け継いだ免疫は弱まっていきます。すると抵抗力が未熟な状態になってしまい、感染症に対して無防備な状態となってしまいます。お子さまがかかりやすい感染症の中には、重篤な状態になって命に関わったり、後遺症が残ったりするものもあります。予防接種はそれらの感染や重症化を防ぐものです。
生後2カ月から小児の定期予防接種が受けられるようになります。定期予防接種は自治体による全額公費負担で受けられます。当院は春日井市の「子どもの予防接種 指定医療機関」となっています。また各種任意予防接種(一部公費負担)にも対応しています。
- 春日井市「子どもの予防接種」については、こちらをご参考ください。
- ワクチン接種のスケジュールについては、以下に接種開始年齢・回数などがわかりやすく書かれていますので、ご参照ください